ハラールについて

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1.ハラールとは

 ハラール(HALAL)とは、聖典コーランに記されたアラビア語で、アラーが使用を許した「合法的で健全な商品や活動」を意味する。それに対してハラームは、イスラム教徒(ムスリム)にとって「有害な物、中毒性のある物」を意味している。ハラームの考え方は飲食物には限らない。お金でいえば、人を騙すなど悪いことをして得たものもハラームとなる。ハラールとは、判りやすく例えると、安全な生活を示すためのガイドラインであり、ムスリムの人々にとっては無くてはならない「安全・安心の基準」のようなものである。ハラールは、食品に対してだけでなく化粧品、医薬品、介護用品、金融など様々なサービスにも適用されている。しかし現状は、世界統一的な基準がないため、ハラールとハラームを厳格に区別するのに困難な部分も多々あり、その基準も各国によって異なっている。

2. ハラール市場について

 2020年に東京で開催されるオリンピックを控え、ムスリムを意識したハラールに関連するビジネスが日本でも注目を集め始めている。世界最大のイスラム国であるインドネシアなどムスリムの多い東南アジア諸国の経済発展もあり、ハラール認証食品の需要は年々高まってきている。世界三大宗教の一つであるイスラム教、その教徒の人口は2030年には全世界で20億人を超え、世界人口のおよそ30%を占めるとされている。訪日するムスリムは28万人(2012年)にも達し、在日するムスリムも18.5万人(2011年)とされている。イスラムの市場規模は 2 兆米ドル(約 200 兆円-2 trillion)と推測され、世界で最も成長 が速い消費区域の一つを形成している。その中でもハラール食品市場は単独で世界の農産食品市場の 12%を占め、5,600 億米ドルと推測されている。年々高所得層のムスリムが増加し、その多くが「メイド・イン・ジャパン」ブランドを好んでいる。 この様な背景もあり、ハラールに着目して新たなビジネスを展開していくことは、我々日本の企業や団体等にとって大きなビジネスチャンスである。

3.ハラール認証取得について

 現在、世界各国には数多くのハラール認証機関がある。ハラール認証に関する規格・基準等は、各(各国の)認証機関によって多少の差異が生じている。
日本国内でも、ムスリムフレンドリー、ローカルハラールといった独自の考え方や基準を基にしたハラール認証を掲げているハラール認証団体が複数存在しているようである。
ハラールの認証取得に関しては、世界、日本国内と、認証団体毎に、認証が取得できるまでに様々な手続きや日数の違いがあり、認証取得や更新に要する費用も各認証団体によって異なっている。
ハラールの認証を取得することは、ハラールに関連するビジネス(商品の流通・販売等)を行う上ので必要条件の整備であり、最終目的ではない。歴史や文化、人々の生活スタイル等、ムスリムの方々を心から理解する事でハラールの本質を肌身で感じ、本当の必要性を理解した上でハラール認証を取得するべきであると考える。

4. ハラール認証取得のメリット

 日本の技術、商品、サービスなどは、そのクオリティーの高さが広く世界に認められてきた。特に、自動車を始めとする工業製品や電化製品は、日本からの輸出だけではなく、海外に生産工場を持って展開するようになった。その一方で、食料品関係については、工業製品等に比べて海外進出に関する対応はまだまだ発展途上であるのが否めない。
 世界の各国において、お寿司や蕎麦といった日本料理を提供するお店が増えてきてはいるが、その経営においては、全てが日本企業や日本人が対応しているわけではなく、他国の方々(企業)が日本料理店を開き、その中身は、本来の日本料理とはほど遠い内容というケースも珍しくないようである。
ムスリムが多いアジア諸国や中東諸国に目を向けると、商品がハラールかそうでないかで食品等の輸入規制がある。その規制をクリアするためには、輸出対象となる製品が輸出相手先(国)のハラール認証機関からハラール認証を受けている、もしくは輸出相手先(国)のハラール認証機関から認定を受けた(ハラール認証を出すことを許可された)日本国内にあるハラール認証機関から認証を受ける必要がある。海外(イスラム諸国)に食料品等の製品を輸出するためには、輸出先(国)で定められた認証機関からハラール認証を受けることが重要な最初の段取りとなる。

5. 当法人が推奨する国内ハラール認証団体

HALALmark.png宗教法人 日本イスラーム文化センター マスジド大塚
東京都豊島区南大塚3-42-7
1994年2月17日創設
1997年JITは宗教法人日本イスラーム文化センター東京支部として登録される。
http://www.islam.or.jp/

当法人が推奨するハラール認証団体は、政府(農林水産省)からも推奨されています。
【農林水産省/UAE向けハラールと畜証明書発行機関について】

※世界約50カ国でハラール認証を交付する世界ハラール評議会(WORLD HALAL COUNCIL)に加盟する宗教法人であり、マスジド大塚の発行したハラール認証は、日本国内は然り、2008年からはアラブ首長国連邦(UAE)のハラール認証機関にも認められ、UAE(ドバイ)を始めとする中東諸国への製品輸出も可能である。
また、近い将来は、ハードルが高いとされるマレーシアのジャキム(JAKIM)の認証機関としても承諾される見込みである。

INFORMATION

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